ほうれんそうも品種でこんなに違う(?)

今年からほうれんそうを市場に出荷しています。

規格外のものを友人にあげると喜ばれる野菜№1かも。

やっぱりほうれんそうは日本の家庭では定番の野菜なんですかね。

今回はほうれんそうについて書いてみます。

ほうれんそうの品種を選ぶ

一般的な小売店で売られてる野菜って野菜の名前で売られてますよね。

米だとブランド米が年々増え続けていて、北海道だと「ゆめぴりか」が1番美味しいとされていたり、馬鈴薯男爵いもメークイン、北あかりなど品種名が購入のときに意識されているんじゃないかと。

米や馬鈴薯だけ品種があるわけじゃなく、全ての野菜で品種がたくさんあるのですが、一般的に品種名で売られることは珍しいことだと思います。

今回栽培した「ほうれんそう」は品種が多い方の野菜です。

 どのくらい種類があるのか?

サカタ交配を例にすると19種類もあるんです。

種を買う時には品種ごとに特徴(育てる時期、耐病性など)があるため、栽培条件を考えてメーカー、品種を選びます。選択肢が多いので結構大変です。

今年育てたほうれんそうの品種

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今年は1年目ということだったので近所の種苗店でおすすめされた「ネオサイクロン」という品種とタキイから新発売されていた「福兵衛」という品種、2種類を栽培することにしました。

ネオサイクロン

ネオサイクロンはトーホクから出ている品種です。

写真だと右の色が濃く、横に広がっているのがネオサイクロンです。

晩抽品種*1なので夏まきができることが特徴です。

暑い時期に播種しても抽台せずに葉は肉厚で食味は良好でした。

福兵衛

福兵衛はタキイから新発売された品種です。

写真だと左でネオサイクロンに比べると色が薄く、縦にシュッとしています。

早生品種で秋から年内どりが出来るということで選びました。

葉柄*2が折れにくく、袋に詰めやすかったです。

品種が違うといろいろ違う

ネオサイクロンも福兵衛も同じ「ほうれんそう」ですが写真でも分かるように姿が違います。

味に関してはどちらも「ほうれんそう」らしい味で美味しいのですが、歯ごたえなどはやっぱり違います。

売店では品種名で売られていることはあまりないと思いますが、品種ごとの違いを意識できる機会があれば、野菜の楽しみ方が増えてくれるのでは?と思っています。

まとめ

品種で違いがはっきりすることが分かった栽培初年度でした。

来年もほうれんそうを栽培する予定なので、今年の品種と比較してよりよいものがあれば新しいものに挑戦してみたいと思います。

 

*1:抽台してしまうと商品にならない

*2:ほうれんそうの葉の下の茎っぽいところ